創部100周年記念式典・祝賀会 開催される


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秋が深まる中、10月23日(日)硬式庭球部創部100周年記念式典が、百年記念館六甲ホールで行われた。前夜来の雨も朝10時過ぎにはあがり、式典を祝うかのように、秋の陽光が差し始めた。式典を前に、関西テニス協会はじめテニス関係者、好敵手として戦った他大学テニス部OB、神戸大学関係の来賓約80名、OB会員約200名、現役庭球部員30名、総勢310名が集う。この式典のため、遠くブラジル、ポルトガル、イギリス、香港等海外から駆けつけた会員もいる。
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六甲ホールでのレセプション風景

午後3時、神戸大学交響楽団弦楽アンサンブルの奏でるモーツアルト「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」の第1楽章で開式。続いて神戸大学グリークラブによる神戸大学学歌の斉唱。さらにOB/OG、男女主将4名による凌霜庭球倶楽部(現神戸大学庭球倶楽部の前身)初代会長岡誠二作詞「吾等の庭球部」のリレー朗読と続く。

神戸大学弦楽部

グリークラブ

    岡初代会長の「吾等の庭球部」朗読

ここで会場が暗転し、創部100周年記念映像「百年の歩み」が上映された。庭球部100年の歴史の中で、5名のデ杯選手をはじめ幾多の名選手を輩出し、日本テニス界発展のため、少なからぬ貢献をしてきたこと、一方ではどん底に落ち込んでもまた盛り返し、連綿と続く部活動等映像を通じて現役時代に思いをはせ、涙ぐむ会員の姿も散見される。物故者178名を偲び黙祷を捧げた後、神戸大学庭球倶楽部渡邊会長の主催者挨拶、神戸大学野上学長、関西テニス協会川廷会長の祝辞が続いた。

野上学長 祝辞

渡邊KUTC会長 ご挨拶

川延関西庭球協会長 祝辞

式典の締め括りは砂入り人工芝コート、新しい部旗の贈呈式である。渡邊会長から男女前主将にコート目録が、田中副会長、市山副会長から男女新主将に部旗が贈られた。そして硬式庭球部の今後の活躍を期待して、応援団総部から応援歌「栄光は常にわれに」とエールが送られ、式典は滞りなく終了した。

   渡邊会長よりコート目録寄贈

 市山・田中副会長より部旗の寄贈

 現役主将よりお礼の言葉

 
大応援団のエール
 
引き続いて、100周年特別企画として、今をときめく楽天三木谷代表取締役に「さらなる飛躍に向けて」のテーマで講演をしていただいた。(三木谷さんは、一橋大在学中庭球部キャプテンとして活躍され、三商大戦での好敵手であった)
                       
                            三木谷 楽天社長
このあと会場をアカデミア館1階食堂に移し、祝賀会の開宴となった。冒頭硬式庭球部加登部長(神戸大学経営学研究科教授)の主催者挨拶、大阪市大硬式テニス部OB会久我会長の祝辞、凌霜会新野理事長のご発声による乾杯と続き、祝宴が始まる。


大阪市大 久我OB会長

加登テニス部長

新野凌霜倶楽部会長

久しぶりの先輩、同期生、後輩との再会、三商大戦、関西大学対抗リーグでともに戦った相手、古き時代の好敵手慶応、早稲田の猛者達との懇談とあちらこちらのテーブルで思い出話に花が咲く。今年は関西大学対抗リーグで、男子が2部を死守、女子が念願の3部昇格を果たしたこともあり、お祝いムード一色である。お腹が少し膨れた所で、JAZZ CITY KOBEにふさわしく、神戸大学軽音楽部ジャズバンド「ジャミン」のジャズ演奏があり、祝宴にさらに花を添えてくれた。祝賀会のフィナーレは応援団総部のリードコーラスによる「商神」の大合唱、そして善野副会長、多久副会長のお礼の挨拶で、お開きとなった。

神戸大軽音楽部

善野・多久副会長のお礼の言葉

「商神」を思い切り!

出席者の大変満足そうな顔が印象深かったが、OB会員の多くは、岡初代会長の「燦然と輝く吾等の庭球部、他に比肩するものなきその友情の美しさ、その団結の強さは七十代の先輩より十代の後輩に至るまで、一貫せる縦の連繋となり現れて居る。この一糸乱れざる縦のつながりは永久に続いて行くであろう」を胸に刻み,「神戸大学硬式庭球部永遠なれ」の思いを強くして、家路に着いた。

ご苦労様


      記念品贈呈を待つ
(文責 佐々木 S37)





創部100周年記念式典、祝賀会を終えて

                                         KUTC 会長 渡邊健一
    
積年の大きい宿題であった創部100周年の記念式典と祝賀会が予定通り10月23日 六甲台キャンパス
「六甲ホール」で極めて盛会裡に終了出来たことは、この上ない喜びであり、ご同慶の至りである。

この日、夜来の雨も上がり、秋の好天に恵まれ、予想を超える総勢310名の参加者を得て、行事は厳粛
かつ盛大に行われ、そして無事終了した。来賓の中に かってコート上で相まみえた他大学のOB65名が
参加して下さり、懐かしい昔話に花が咲いた。わがKUTCの会員は約200名が参加、遠くブラジル、ポルト
ガル、イギリス、香港からも駆けつけて下さった。

行事の模様は別稿に譲るとして、この記念行事は遥か2002年1月から準備がスタートした。それから約4年
間、定年を過ぎ、年金暮らしの老OBの実行委員約20名が文字通り心血を注いでつくりあげた手作りの傑作
であり、KUTCの団結と伝統の力が脈々と生き続けていることを如実に実証した場であった。

行事が終わったあと、各方面から「流石、神戸の庭球部」とお褒めの言葉を頂いたが、香港へ帰られた
北村先輩(学18回S.23卒)から早速 よくやってくれたと感謝とねぎらいの電話をいただいた時は涙が
溢れた。私は「至誠天に通ず」という言葉が好きだが、今回の盛会は正にKUTCの至誠が天に通じたと
信じて疑わない。

これで 神戸大学硬式庭球部は100周年という一つの大きな歴史の山を越え、新しい世紀に入る。まだ
難しい問題は色々ある。それを現役の努力は勿論、OB達も全力をあげて応援し、更に立派な歴史と伝
統を育んでいってもらいたいと切に願うものである。 皆さん、本当に有難うございました。